オプション取引用語集

原資産(Underlying Asset)

オプション取引の権利行使の対象となる金融商品や現物商品のこと。株式や債券、金利、為替、コモディティーなど様々なものが取引されている。

権利行使(Exercise)

オプションの買い手があらかじめ決められた条件で権利を行使して取引を完結させること。

権利放棄(Abandon)

オプションの買い手があらかじめ決められた条件の不履行を選択し、取引が消滅すること。

差金決済(Settlement on balance)

決済時に現物資産と現金の受け渡しを行わず、反対売買による差額分の金銭の受け渡しで決済する取引のこと。

ロング(Long)

「買い」の意味。

ショート(Short)

「売り」の意味。

コール(Call)

「買う権利」の意味。

プット(Put)

「売る権利」の意味。

ストライク・プライス(Strike Price)

「権利行使価格」の意味。原資産を将来いくらで売買するかをあらかじめ決められた価格。

プレミアム(Premium)

オプション価格のこと。オプションを買った時はプレミアムを支払い、売った場合はプレミアムを受け取る。

ボラティリティ(Volatility)

原資産価格の変動率のこと。ボラティリティが大きいということは価格の変動が大きいことを示す。オプション取引では原資産価格の過去の変動から算出される「ヒストリカル・ボラティリティ」と、オプションのプレミアムから算出される「インプライド・ボラティリティ」の2種類がある。

ヒストリカル・ボラティリティ(Historical Volatility)

原資産価格の過去一定期間の価格変動率から算出された標準偏差。ヒストリカル・ボラティリティと原資産価格、権利行使価格、満期日までの日数と金利からプレミアムの理論値を算出することができる。プレミアムの理論値を算出する計算方法としてはブラックショールズ・モデルがある。

インプライド・ボラティリティ(Implied Volatility)

「予想変動率」の意味。ブラックショールズ・モデルなどのオプションモデルから、その他の条件を固定して、実際に市場で取引されているプレミマムから逆算して算出された価格変動率。

イン・ザ・マネー(In the Money)

オプションの買い手が権利行使した場合に、利益が出る状態のこと。
  コール・オプションの場合 原資産価格>権利行使価格
  プット・オプションの場合 原資産価格<権利行使価格

アット・ザ・マネー(At the Money)

原資産価格と権利行使価格が等しい状態のこと。
  原資産価格=権利行使価格

アウト・オブ・ザ・マネー(Out of the Money)

オプションの買い手が権利行使した場合に、損失が出る状態のこと。
  コール・オプションの場合 原資産価格<権利行使価格
  プット・オプションの場合 原資産価格>権利行使価格

フィル・アンド・キル(Fill and Kill / FAK)

一部の取引約定後に未決済が残る場合、未決済部分を失効させる条件。

フィル・アンド・ストア(Fill and Store / FAS)

一部の取引約定後に未決済が残る場合、未決済部分を有効とする条件。

フィル・オア・キル(Fill or Kill / FOK)

全数量が約定しない場合、全数量を失効させる条件。

デルタ(Delta)

原資産価格の変動に対するオプション価格の変化。ビットコインの価格が一円動いた場合のオプション価格の変動を表す。コールオプション(買う権利)では原資産価格が上昇すればオプションの買い手にとって有利になるので、デルタはプラスの値となる。また、プットプション(売る権利)では原資産の価格が上昇するとオプションの買い手にとって不利になるので、デルタはマイナスの値となる。コールオプションのデルタは0~1の間の数値をとり、イン・ザ・マネーになるほど1に近づき、アウト・オブ・ザ・マネーで0に接近し、アット・ザ・マネーで0.5となる。一方、プットオプションのデルタは-1~の間の数値をとることになる。

ガンマ(Gamma)

原資産価格の変動に対するデルタの変化を表す。ガンマの値が大きくなるほど、原資産価格が変動した時のデルタの変化が大きくなり、ガンマが小さくなれば、原資産価格が変動してもデルタの変化は小さくなる。また、ガンマはデルタの傾きを表していることから、ATM(アットザマネー)の時に最大値となり、ATMから離れるほど、小さい値となる。

ベガ(Vega)

ボラティリティの変動に対するオプション価格の変化を表す。オプションの買い手(コールとプット両方)にとってボラティリティは大きいほど有利に働くため、ベガの値はプラスとなる。逆にオプションの売り手にとっては不利に働き、ベガの値はマイナスとなる。また、原資産の価格が行使価格(ストライク)に近いほど大きくなり、離れていればいるほどゼロに近い値となる。

セータ(Theta)

タイムディケイ(時間的価値の減衰)により失われるプレミアムを表す。プレミアムは時間経過とともに減少していき、セータは負の値となる。また満期日が近づくにつれ値は大きくなる。